


- 1. 水│RA-ARA│
- 日本ではかつて二度の水銀汚染による悲惨な経験のもとに、飲料水・排水・環境水の水銀濃度には厳しい規制があり、JIS法をはじめ各種測定法が指定されています。
- 2. 大気│WA-AM│EM│DM│
- 自然界には水銀は勿論存在しますが、人類の産業活動に伴い、近年人為的に排出される水銀が問題視されるようになりました。米国EPAは石炭火力発電所の排ガスに含まれる水銀を対象にした排出権取引制度を導入することを決めています。
排ガス中の水銀測定はかつて溶液吸収法でしたが、現在は連続測定装置が評価され実用化されています。国内においても一般環境大気中の水銀濃度のガイドラインが提案され、有害大気汚染物質としての測定方法も定められています。
一般環境大気中の水銀は濃度が低いため金アマルガムで濃縮捕集します。
- 3. 土壌│MA│
- 土壌、動植物、食品、家庭用品さらに産業用原料中の水銀が分析対象となっています。特に近年製品の有害物質に起因する環境負荷の軽減のために、産業界が一体となって材料から製品に至るまで管理強化を行っています。これらの試料の多くは酸などによる湿式分解が難しく、加熱分解法による測定がなされています。

- │MA│RA│
- 人体への水銀の取り込みは主に食品であることから、食品はすべて測定対象となります。
健康への影響調査として毛髪、尿、血液、爪などが測定されます。また病理学的研究の為に生体の内臓なども測定されます。

- 1. 非鉄金属精錬│WA-AM│
- 銅、亜鉛、鉛などの非鉄金属精錬の焙焼ガスには亜硫酸ガスが含まれており、それから硫酸を製造しています。原料である硫化鉱には水銀も多く含まれていますので、焙焼ガス中の水銀の除去が必要になります。除去を行なう上で、焙焼ガスあるいは製品中の水銀測定が必要です。
- 2. 電子・電気機器産業│MA│RA│
- RoHS指令、WEEE指令により、環境負荷低減製品実現のシステム構築のために原材料・部品中の水銀測定を行なっています。

- 1. 石油・天然ガス│PE│WA-AM│
- 化石燃料としての天然ガス・石油には少なからず水銀が含まれています。精製工程での配管の腐食あるいは石油化学工業における触媒の被毒などの問題が発生するため、水銀の除去が必要になります。このため原料、そして水銀除去後の水銀濃度の監視が必要です。
当社のモデルSP-3Dはこの目的のための測定法UOP Method 938-00とIFP Method MA-4-9606に指定されています。
- 2. 地下資源探査│PM│
- 水銀のもつ高い揮発性が地熱と深いつながりを示すことから、地熱地帯の熱活動の拡がりや断層を知る手段として地熱探査・温泉探査に利用されます。
そして水銀を指標元素とする地球科学的な探査は、金属鉱床探査にも有効であると言われています。